2014年4月13日日曜日

第7回平和の礎刻銘者追悼清明祭

 
 
4月12日、糸満市摩文仁の平和祈念堂において
 
第7回平和の礎刻銘者追悼清明祭が行われ、
 
美和ケアセンターも利用者4名、スタッフ2名で参加してきました。
 
沖縄戦没者の遺族ら約250名の方々と共に、
 
平和の願いと恩恵の念を込めて折り鶴を平和祈念像の前に供え、
 
手を合わせることができました。
 
平和祈念堂へ入る前に、私たちは平和の礎へ行き、
 
ご自身の出身地や遺族の名前が刻まれている碑の前に立ち、一つひとつ確認しました。
 
平和の礎に刻まれた市町村ごと、字ごとに並ぶ刻銘を見、
 
そして、平和の礎全体を見回して思わずこぼれた言葉が、
 
「うっさなー あんばーなー! (こんなに あるのー!)」 という言葉でした。
 
沖縄戦では、24万1千人余の命が失われております。
 
その失われた命の数、礎を前にして初めて実感できた瞬間ではなかったかと思います。
 
現在、美和ケアセンターを利用されている利用者のほとんどが、
 
この悲惨で壮絶な時代を体験し、乗り越えてきた方々です。
 
戦後、振り返ることなく、生きることだけで一生懸命であった世代。
 
今回、利用者とともに参加した清明祭。
 
わずかな時間ではありましたが、戦没者への恩恵の念と
 
そして、いっしょに参加した美和ケアセンターの利用者へ
 
同じウチナーンチュとして感謝をあらためて感じたひと時でした。


▲ 平和祈念資料館前にて
 

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